7月7日(金)ひよっこ論考 あらすじ・感想
みね子というか、有村架純の目が疲れてる印象の金曜日。宗男との別れで元治(やついいちろう)が泣いちゃうシーン。やついいちろう、いい演技しますな。クサくない豪快な演技が好印象。
またね、宗男おじさん。
ビートルズ紹介するためのかませ犬のような宗男おじさん、奥茨城に帰る日がやってきてしまいました。
みね子と宗男の別れ際、でました、ローリング・ストーンズの言及。やはり、宗男はビートルズに固執してるというより「たまたま、ビートルズがそこにあった」ってことなんでしょう。
来週以降の伏線がメインの本日。菅野美穂の出演のフラグを立てつつ、お父ちゃんがラストに出てくるという今後が気になる演出です。
いつも週末近くなると流れるスリリングな変拍子BGMが個人的にとても好きです。BGMに全力なのがNHKらしさではないでしょうか。
ひよっこはお父ちゃんを起因として展開するエピソードが中心の物語ですが。言うまでもなく主役はお父ちゃんではなく、みね子を中心とした周辺の人たちです。台風は目の中に入ると晴れていると言いますが、まさにそんな感じに近いのかもしれませんね。
お父ちゃんが出てきてしまったら台風は消えて、物語は終わってしまうわけですが、折り返し地点でお父ちゃんが現れたのはどんなフラグになっていくのか。土曜日回と来週の展開に期待ですね。
7月5日(水)ひよっこ論考 あらすじ・感想
みねこ子を意味ありげに見つめる島谷。
夜明けの歌よを合唱
島谷はビートルズのチケットを宗男にわたす。
チケットを道で泣く女性に手渡す宗男。
宗男の行動は読者の期待を裏切った。島谷の今までの同期学生との飲み会やみね子が郵便を聞きにきた時、フラグが何度もあったので勘のいい人はわかってたと思う。島谷がチケットを持っていたと。
でも、宗男はそのもらったチケットを道端で落胆して涙するビートルズファンにあげちゃう。「え?宗男のビートルズ愛どこ行った?嵐の中お迎え行ったんじゃないの??何だったの??あげちゃうの?」と驚嘆したはず。制作の都合を考えると宗男がビートルズ聴いたりだとか、ライブシーンを挟み込むのは難しいのかもしれない。
赤飯を炊くシーンやファンが街を駆け抜けるシーンで人員はたくさん。ライブ会場となれば、セット的にもかなり厳しいでしょうね。
ですが、冷静に考えてみると異なる見方もできます。宗男にとってのビートルズはただのメタファーでしかないという見方です。戦争からの回復、象徴としてのアイドル。
「俺の中であいつらと、ビートルズがごっちゃになって」と笑う姿がある。あのみんなに戦争体験を聞かせ終わった時に。そういうことなんでしょうね。ビートルズへの愛はあれど、宗男が笑って生きていくための手段(ツール)と考えるとすんなり理解がつきます。